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【ギャラリー展示】3Dから2Dへ── 現実と虚構のはざまで R.によるマインクラフト・プリント展

  • ygcat6
  • 2024年12月15日
  • 読了時間: 2分

更新日:2 日前

2024年12月15日より、3Dから2Dへ── 現実と虚構のはざまで R.によるマインクラフト・プリント展が開催しました。


「マインクラフト(Minecraft)」は土や石、原木、水などのさまざまな種類のブロックを組み上げて建築物や背景を作り上げ、その疑似的世界を冒険することができる3Dゲームです。世界的に名高いタイトルで、ご存じの方もいらっしゃるかもしれません。


本展示では、クリエイター「R.」がマインクラフト内で作り上げた世界をゲーム画面からプリントアウトし、絵画のように飾りました。


ショーケース内に並べられたさまざまな情景。打ち合わせの際、R.さんは「見る人に作品の中に入り込んだかのような臨場感を味わってほしい」と述べていました。眺めているとその独特な世界に引き込まれ、まさに作品内に迷い込んだかのようです。



俯瞰すると一連の物語のようにも見えます。また東南アジアやスペインなど、若干の異国情緒が表現されているようにも感じました。R.さんが見てきたことや感じていることが、マインクラフトの世界で表出しているようです。



廊下には3作品を展示しました。その幽玄的な世界は見る人を誘っているかのよう。



展示作品から1点ご紹介します。


「スラムの夜明け」

印象的な朝焼けを背景にした前近代建築物的佇まい。これに限らず、今回展示された作品には人物の描写がありません。それがかえって人の意思の残滓のようなものを感じさせ、ある種の“郷愁”を覚えます。そしてこれが小さなブロックを積み上げてできているとは驚くばかりです。


展示作業中から、作品の持つ独特の佇まいにご入居者も興味津々で眺めておられました。ゲームからプリントアウトされたということで、その点に注目しがちかもしれません。ですがゲーム内の「キャンバス」で構図や配色を凝らして制作されたこれらの作品は、一般の美術作品と比べて本質的に変わる部分はないと感じました。


2005年生まれと若いR.さん。マインクラフト界で大変注目を浴びており、今後のますますの活躍が期待されます。このたびは素敵な展示をありがとうございました。


3Dから2Dへ── 現実と虚構のはざまでR.によるマインクラフト・プリント展

会期:2024年12月15日(日)~2025年2月16日(日)

会場:オーシャンプロムナード湘南・1Fギャラリー

後援:藤沢市・鎌倉市・茅ヶ崎市


▼告知チラシ(クリックで拡大表示できます)





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