【ギャラリー展示】心の目 森上義孝(ネイチャー・アーティスト)が見た茅ヶ崎原風景と生命
- ygcat6
- 2024年6月17日
- 読了時間: 2分
更新日:3月21日
2024年6月4日より、森上義孝さんアクリル・水彩画展「心の目 森上義孝(ネイチャー・アーティスト)が見た茅ヶ崎原風景と生命」が開催しました。

2024年現在、82歳の森上義孝(もりうえよしたか)さん。生まれは東京ですが、少年時代に学童疎開で茅ヶ崎に移住され、以後ずっと茅ヶ崎で生活されています。多摩美術大学時代から在日米医療本部生物研究所で昆虫などの標本画を担当し、そこで身に付けた技術を元に大手出版社の生物図鑑や雑誌イラストなどを手掛けられてきました。
現在も生物や植物を幅広く表現するネイチャー・アーティストとして活躍されています。
このたびの展示では、第一部・森上少年の茅ヶ崎原風景(昭和20~30年代)と今(6/4~7/6)第二部・図鑑の世界 身近な生き物たちと植物(7/8~8/10)の二つに分け、森上さんの世界を楽しんでいただける内容としました。
今回は第一部の展示の模様をお伝えします。
題の通り、森上さんが少年時代に見た昭和中期の茅ヶ崎の風景画の数々と、現在の同じ場所の写真や地図、解説も展示しました。


展示作品から詳細をご説明します。下の水彩画は、現在茅ヶ崎市立病院がある茅ヶ崎市本村の昭和中期の風景です。昔は川があり、ハグロトンボなどを見ることができたといいます。その下の写真は現在の同じ場所で、道路が通り住宅が立ち並んでいます。その変遷に驚かずにはいられません。


また現在はロータリーや商業施設で賑わう茅ヶ崎駅北口ですが、昔は池があったとのこと。そのようなお話をお伺いしながら楽しく展示作業を行いました。わずか数十年でこれほど変わるものなのですね。
廊下にも昭和中期の茅ヶ崎の風景画を展示しました。眺めていると、まるで昭和中期の茅ヶ崎にタイムトリップしたかのよう。


お話を伺って驚いたのが、これらの風景画が写真などを見ることなく森上さんの記憶のみで描かれたものであるということ。森上少年の心に強く焼き付いた昭和中期の茅ヶ崎。それを生き生きと鮮明に取り出して作品にするその才能は大変素晴らしいものです。
森上さん、このたびは素敵な展示をありがとうございました。
心の目 アクリル・水彩画展(2回シリーズ)
森上義孝(ネイチャー・アーティスト)が見た茅ヶ崎原風景と生命
会期:2024年6月4日(火)~8月10日(土)
会場:オーシャンプロムナード湘南・1Fギャラリー
後援:藤沢市・鎌倉市・茅ヶ崎市
▼告知チラシ(クリックで拡大表示できます)


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